他の本体たちが次々と子供たちにお迎えされ、遊び相手として旅立っていったあの時代。
このニューファミコンは、ただひとり店頭のショーケースに飾られ、長い年月を過ごしてきました。
電源が入れられることもなく、触れられることもなく、
ただ静かに「ファミリーコンピュータ最後の姿」を見せ続け、時代の移ろいを見守ってきた一台です。
やがて展示としての役目を終えた時、保証書は切り取られ、袋は失われ、
末期ロットの箱に収められ「アウトレット品」として再び市場に流されました。
それでも本体もコントローラも未使用のまま眠り続け、
30年の時を経てようやく「本当のお迎え」を待つ特別な存在となりました。
完品新品ではありません。
けれども「展示機として生き抜いた未使用品」という唯一のストーリーを背負ったニューファミコンです。
訳あり展示品の状態まとめ
本体:任天堂純正 HVC-101(初期型)。使用歴なし。(経年劣化あり/画像6枚目)
コントローラ:未使用ですが、外装ナイロン袋は欠品(展示由来)。
説明書:裏面の保証書欄が切り取られています(保証対象外展示品の証拠)。
外箱:HVC-NFF-3(末期ロットの箱)。本体ラベル(HVC-NFF-1)とは不一致。
付属品:ACアダプタ説明書・ケーブル注意書き等は揃っています。
動作確認:未使用品のため電源投入はしていません。
上記理由に伴い「新品完品」をお求めのコレクターの方には向きません。
しかし「展示未使用」という唯一のストーリーを含めて価値を感じていただける方におすすめします。
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